横須賀開港の恩人                ヴェルニー・小栗祭式典2013


ヴェルニー小栗祭 式典


2013平成25年11月16日 横須賀市ベイサイドポケット
  倉渕中学校音楽部が海上自衛隊横須賀音楽隊と共演で

福田洋介作曲「小栗のまなざし」を演奏 

 横須賀開港の恩人としてフランス人技師長フランソワ・レオンス・ヴェルニーと小栗上野介の業績をたたえる記念式典が、
横須賀市主催で毎年開かれている。
 今年は倉渕中学校音楽部が海上自衛隊音楽隊と共演で
福田洋介作曲「小栗のまなざし―小栗上野介公に捧ぐ―」を演奏した。



開式・仏日国歌吹奏・花輪供呈・式辞(横須賀市長)・祝辞(駐日フランス大使・外務大臣代理・ブレスト市副市長)・来賓紹介・演奏「小栗のまなざし」  終わってレセプション
以前はヴェルニー公園にある小栗上野介とヴェルニーの胸像の前で大きなテントを張って式典を行っていたが、近年は経費節減で芸術劇場の小ホールで行うようになった。ブレスト市に贈られたプレート▲の小栗公の原画は前住職村上照賢が描いた肖像画。
作曲した福田洋介氏も参列。その右は高橋修富岡市まちづくり部長・岡野光利富岡市長。 こうした本格的な演奏でこの曲を聴くのは福田氏もはじめて。5月初めに比べ生徒の技量が上がったとのこと。
10月末に音楽隊2名と市職員が中学校で準備と打ち合わせを行なった。「はじめ楽譜が届いた時、作曲福田洋介とあったのであの福田さん?!と驚きました」とコンサートマスターの鈴木隊員は語る。共演を快く受け入れてくださった音楽隊の皆さんに感謝。
中学校の楽器は、倉渕出身で東京でスーパー「オオゼキ」を30数店舗展開している佐藤達雄氏が寄付した基金で購入したもの。少子化の進む中で「一人一楽器」をテーマに、全校生徒が吹奏楽に取り組んでいる。今年は達雄氏の7回忌に当たるから、この演奏はいい供養になったと思う。
マセ・フランス大使も「とてもすばらしかった!」と声をかけてくれて記念撮影。緊張がほぐれて生徒はホッとした表情だった。
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