アメリカ講演の旅   ロサンゼルスで小栗上野介を語る



アメリカ講演の旅−2 ロサンゼルス
                                          -1 サンフランシスコは→こちらをクリック
1860・遣米使節小栗忠順の旅―
幕末の日本はアメリカから何を学んだか 村上泰賢
 ロサンゼルス    2009年6月21日講演
                          Holiday Inn, Torrance (ホテル)

                                                     画像提供:山本菲沙子様・榎勝代様・名塚好子様
 開場 ロサンゼルスのTorrance Horidy Inn ホテルに午後1時開始に合わせて、集まった日系の方が300人。広いロサンゼル地域なので、2時間かけてきた方もいたとか。さらに遠くバンクーバーから、友人との再会を兼ねて聴きに来てくださったご婦人もいて、熱気に満ちた会場だった。
司会進行 主催者JEWLの浅野裕子会長が会を進行 挨拶 JEWL発行の「Bridge of Hope」編集を担当し、この講演会を企画した水口まみさんが挨拶 協賛の明治大学校友会LA支部篠崎会長も挨拶
祝辞 ロサンゼルス総領事館の手塚義雅首席領事が祝辞を述べてくださる 講演開始 「遣米使節はこの3人で、サンフランシスコ―パナマ―ワシントン―ニューヨークから日本人初の世界一周で帰国…」 「咸臨丸は随行船で日本ーサンフランシスコを往復しただけ」と語ると、どよめきが起きた。
ホワイトハウス ブキャナン大統領に日米修好通商条約の批准書を手渡す 帰国後の8年間に小栗上野介が行った日本近代化の業績や提案を語り、「明治の近代化は小栗上野介の敷いたレールの上になされた」と言われるゆえんを聴いていただいた。

 

講演を終えて花束をいただく  そこへ現れたのは旧知の群馬岳連のNさんで、いまヘリのインストラクター免許に挑戦中とのこと。驚いたなあ〜 記念撮影 主催したJEWL(日本女性経営者の会)のメンバーと記念撮影。はるばるロサンゼルスまで呼んで下さりありがとうございました。 浅野会長・村上・水口まみさん・冨美子レイアンさん・Dr水口先生 
◆◆ 講演の感想が寄せられました ◆ ◆  ありがとうございました
◇講演会でのお話はたいへん興味深く、目からウロコの連続でした。ポウハタン号は今風に言い表すとハイブリッドだと言われたこと、ポニーエクスプレスのこと、「日本人は列をなして歩ける」から文明世界に住んでいると判断されたこと、電気のない時代にスライドの上映会を催した事、築地ホテルが日本初のコムパニー形式を取り入れて建てられたこと、小栗公が当時すでに植樹・植林を提唱されていたこと、数え上げればきりがありません。
とはいえ一番のウロコは何と言っても、ワシントンとニューヨークであれほどの大歓迎を受けることとなった理由でした。(略) 「どうして、あれほどの大歓迎を受けることになったのですか」…先生は待ってましたとばかりに、「それはイギリスも、フランスも、ロシアも取り決めることが出来なかった修好通商条約を、列強諸国に先駆けて結んだという兄貴分の気持ちがあったからなのです」とお答えくださいました。その時ウロコが何枚も落ちたように感じました。・・・(J.K)

◇村上先生のお話は、ダイナミックかつユーモアたっぷりでした。こんな楽しく聞く事ができた講演会は、初めてです。小栗上野介の名前は、知っていても、人となりや、業績までは、知りませんでした。村上先生の御陰で、小栗上野介本人ばかりか、幕末の歴史、日本の歴史にまで、興味展望が、広がりました。 これからは、そのような本を読むにも、楽しみが、増えたと思います。有り難うございました。(Y.E)

◇東にも幕末にこんな素晴らしい人がいた話は初めて聞きました。私は関東の出身ですから、とてもうれしいです。(女性)
ロサンゼルスでさよならパーティー
24日夕方、お世話になった水口邸にJEWLや群馬県人会、そしてご縁のあった皆さんが集まって、さよならパーティーを開いてくれました。
持ち寄ったたくさんのごちそうは素晴らしいもので、皆さんの温かい心と一緒にたくさんいただきました。
バーベキューの準備 庭先のグリルで焼いた牛肉を食べやすいサイズに切るのは、野田群馬県人会長のご主人野田さん(野田レストラン)、監督するのはDr水口先生 水口邸 ハンチントンビーチの閑静な住宅街でお世話になりました。すぐ前に入江がある島でした ごちそう 日本より豊富な材料で、きれいな料理が並びます
包丁芸 野田さんの包丁さばきは素晴らしいもので、ダイコンやニンジンなどがたちまちきれいな鶴になり、あるいは尾の長いクジャクになる。日本でもこれほどのものはめったにお目にかかれない料理となった。鶴がくわえるカードには「村上泰賢先生 ありがとうございました。健康と祝福の中で、日本においてもご活躍できますように、アメリカに住むファンは祈ります」とあって、感激しました。細やかなお心遣い、ありがとうございました。
たのしい語らい  参加者がそれぞれ自己紹介のスピーチ。たのしい話、いい話、しみじみした話…いっぱい聞かせてもらいました。右端▲が女優の杉葉子さん(青い山脈)。勢ぞろいした在米美人連盟の皆さん、バンザ〜イ!!
うどん打ち ご馳走がいっぱいでもういいだろう、と思っていたら、最後にうどんを打ってほしいとのリクエストがあって、素人がうどん打ちをご披露する。量を少なくして、練った粉を寝かせる時間がないまま、すぐに切ってゆで上げ、作っておいたツユと野菜の汁で軽く煮込んで食べていただきました。まさに一口うどん。もっと食べたいところで終わり。…だから、おいしい!と言ってもらえました。
◆アメリカから参拝 
講演で小栗上野介を知ってお参りになりました

2009平成21年9月 榎さんご一行

2013平成25年4月 南加群馬県人会前会長野田英子さん夫妻と富岡市の皆さん
関連ページ
「Bridge of Hope―日系アメリカ人の辿った道」・・・ロス講演を主催したJEWLが編集した本
JEWL・Japanese Executive Women's League…ロスでの講演主催団体JEWL(リンク)
小栗上野介を再評価 村上泰賢さんが講演(北米毎日新聞記事)…(リンク)
小栗上野介を再評価 村上泰賢さんが講演(villageJapan記事)…(リンク)

「アメリカ・カリフォルニアで講演」

遣米使節の行程:日本人初の世界一周の行程表
ブルック大尉:咸臨丸が沈まなかったのはブルックとジョン万次郎のおかげ
大統領の記念メダル:使節と従者全員に金・銀・銅のメダルが贈られた
世界一周をした名主・佐藤藤七:権田村名主が従者として世界一周
玉蟲左太夫:仙台藩士の見た世界は新鮮だった
遣米使節小栗の従者:小栗忠順の従者9名
遣米使節従者・三好権三…島根の人だった
遣米使節の業績・・・1本のネジくぎを持ち帰った小栗
遣米使節三船…咸臨丸ではない
リーフレット『遣米使節三船』・・・教科書から咸臨丸をはずすため
「ポウハタン号の町・伊豆下田」
遣米使節一行一覧表(リンク)