雨さん・横手由男 ●●  散華頌 横手由男遺作展                    

雨さん
散華頌 横手由男遺作展


 【パンフレットから】
 横手由男先生は、司馬遼太郎や水上勉など多くの作家に愛された天才的な画人であったが、同時に陶芸、書、造筆なども手がける多芸多能な芸術家であった。その風貌は、あたかも峻険な山沢を風のように疾駆する回峰行者の趣きがあった。しかし、画人の心底には、、癒しがたいかなしみが湛えられており、それが深いやさしさをもたらし、ときにとどめがたい憤激となってほとばしり出た。
 画人は放浪漂泊のなかから〈砂絵〉という独創的な画法を編み出した。地霊と流魄のこころが一枚となったその砂絵作品にこそ、この画人の本領があるのではないかと私は思っている。
 ともあれ、このたびの「横手由男遺作展」は、なつかしい由男先生の御霊へ、ささやかな〈散華頌〉として捧げたいと思う。
                                中里麦外

*この遺作展は俳人・中里麦外氏の所蔵する作品から約30点を選んで展示します。
*画像の絵の題にはHP構成上の仮題があります。

■ ノイエス朝日 前橋市元総社町67 電話:027-255-3434
   国道17号沿い前橋に向かって左側。朝日印刷構内。
■ 会期 2006平成18年2月25日〜3月5日(日)  午前10時〜午後6時
■ 参観 無料
入口看板 縄文の海 少女 ふるさとの風をえがき敬友中里麦外氏の句芸に寄せる 平成三天立秋 雨人
花 野反にて 芽吹くもの見れば十二面を吹く 麦外
少女 会場 仕る涅槃の身こそ軽からむ 
麦外
スケッチブックのメモ 一輪有情
会場 「仕る…」の仏 柳の川 道祖神(焼き物)