雨さん・(東善寺HP)        雨さん・横手由男 倉渕画展                        



春~ 花咲く倉渕をめぐりあるいて、雨さんの絵と花をたのしんでください
              雨さん 横手由男 画展
会場道の駅くらぶち小栗の里



          併催「倉渕の雨さん 画展」

会場町内会場(倉渕温泉・「利く」そば・牧野酒造・東善寺・三光堂・権田郵便局・満寿池
・相間川温泉・十一屋・塚本自動車・えぼし葬祭)


2016平成28年4月1日~30日5月8日まで  延長展示します
道の駅 くらぶち小栗の里 会場

15日~ 展示を第2部に入れ替えます

 第1部 展示 4月1日(金)~14日(木)
▲会場看板を取付ける ▲会場展示 左ウィンドウから展示を構成  
▲正面ウィンドウの展示  Tシャツは平成6年9月第2回「東善寺妙音展」の画展初日の朝に雨さんが、家内と娘にと描いてくれたもの。私は「もったいない、着ないでしまっておきなさい」
 ▲右手のウィンドウ は板絵を展示    板に絵の線を彫って拓本のように紙に写し取る技法    ▲板絵の原板 
 雨さんが絵を描き続けたわけは―と尋ねると、
 「家が貧しくて高等小学校中退で東京の印刷工場で働いた。弟も近くの別の印刷工場で働いたので、時々休日に会って慰め合っていました」
 「ある日、兄ちゃんは絵が好きだから、とサクラ油絵の具の箱入りセットを買ってきて渡された」
 「それはよかったですね」
 「いや、私は恥ずかしかったよ。給料をもらうと、わたしは自分のためにお菓子を買って食っていた。弟はその私のためにわずかな給料を貯めて、高いサクラ絵の具のセットを買ってくれたんだから…。それ以来、私は絵を描くことをやめられなくなったんです。私の絵は弟が描かせてくれているんです」
▲画集『遍路愛韻抄繪』 ▲水上勉の著書の装幀「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」ほかたくさんの挿絵も手掛けている ▲画集「みちのく観音風韻抄」
  ■雨さんの家を尋ねると、渋川市元町の街道沿い、白く塗ったアトリエに小さく「白い花」と書いた表札があり、その奥に玄関があった。みるとニューギニアで戦死したと聞いていた弟勇次さんの表札もかかっている。雨さんに表札のことを聞くと
 「勇次の遺骨として戻ってきた骨箱の中には、勇次の名前が書かれた木片が入っていただけ。私は、まだ勇次が死んだとは思っていない。もし帰ってきて、町の様子が変わっていて家がわからないとかわいそうだから、表札をかけておくのです・・・」
 「ニューギニアの戦争で兵士は戦死したのではない、ほとんどが飢え死にしたのです。無謀な戦争で、あんな南の島へ連れて行かれて…」
 雨さんの死後その家も取り壊され、今はない。
 
第 2部 展示  4月15日~5月8日まで
  
     
油絵、墨絵、石仏画、波、Tシャツ、織絵、板絵、たくさんの画法を駆使した作品  
     
 画集の表紙になっています。 住職が人生で初めて絵を買った作品  山形県上山市の牧野の六面幢 
     
  
     
 雨さんは波だけを描いて惹きつける力を持っている。 抽象画でも具象画とも決められない、心の風景を描いている意味では、心象画ともいえよう。「広い海に小舟が一艘」の構図は陳腐とも言われようが、頼りない心や途方もない寂しさが伝わってくるのは描く力が本物だから。
     
  東善寺 第一回めの「東善寺妙音展」の時に、対岸のお堂の縁で2時間で描いてきた。   
     
     
▲たくさんの作家文人の著書を装幀 林伊勢(谷崎潤一郎の妹)「兄潤一郎と谷崎家」・吉村昭「海軍乙事件」「深海の使者」・黒岩重吾「さらば星座」・司馬遼太郎「故郷忘じがたく候」「木曜会の夜会」ほか
▲杉本苑子「埋み火」・小森和子「ながれるままに、愛」・樋口美世歌集「しぐるる刻」 ▲画集「赤城嶺彩韻譜」
▲雨さんの絵を評論した内海松寿「横手由男の絵」「続・横手由男の絵」  雨さんの絵にほれ込み仙台市から何度も群馬へ足を運んでまとめた。『続…』は内海氏の死後に、遺族が刊行。        と画集「さみしき風景の中に」 ▲美術雑誌「季刊 銀河」1977冬第32号で雨さんの画業を紹介 水上勉も書いている
▲俳句雑誌「坂」平成7年ごろ ▲スケッチブック  ▲パンフレットと雨さんのホームページ(HP東善寺)のアルバム
併催   倉渕の雨さん 画展  町内会場

▲こののぼり旗が目印
■倉渕温泉  ▲織り絵 絵を細かく切って横糸とし、縦糸と合わせて織る技法
利くそば 牧野酒造の左隣
18日~28日のみ公開です・ソバの営業はなし
ソバの営業は休店中:   ▲襖絵の烏川源流風景  と  ▲道祖神  久しぶりにこの絵を見られる、と喜ぶ人の声が聞こえてくるようです。
     
 ■牧野酒造  画像はこれから
     
 ■東善寺
小栗上野介の資料拝観料100円必要です
東善寺で生前に3回の画展を行い、没後の追悼展も行いました。
今回は、所蔵画のほとんどを道の駅に展示(2回)しています。 
     
 ■三光堂 ▲門前の菓子屋さんだから店のお菓子「栗々こうせん」に合わせた絵・ と・かわいい少女像
   
■権田郵便局   ▲局に入ってすぐの壁に 
     
 ■満寿池 ▲織り絵  もう一枚あるはず…、と探しています。 
■十一屋商店 ▲店の奥の蔵座敷を畳替えし、雨さんの絵でお迎えしています
     
 ■塚本自動車 ▲書「一輪有情」 と  女人   が事務所に
 ■相間川温泉
入浴料などが必要です。
▲石仏  と ▲祈る子