HP東善寺 住職の法話  ●        けふもまたこころの鉦を                                                          


 
  けふもまた こころの鉦かね
   
            北アルプス・薬師岳
      けふ今日もまた 
  こころの鉦
かね
    うち鳴らし
  うち鳴らしつつ
   あく
がれてゆく
                                 若山牧水


 「こころの(かね)」は自分の心にいつもテーマや目標として、それをかみしめ、努力をし続けることがらであろう。その目標到達にあこがれて、人はみな心の旅を続けている。
 

 旅の途中
(生きていると)では、困ったこと、くやしいこと、(つら)いこと、我慢しなければならないことが目の前に現れる。やめようかと思うときもある。そんな時は、いつも自分の「こころの鉦」を思い出し、初心に帰って、目の前の現実を乗り越える勇気を出し旅をつづけるのがいい。
                                
(泰賢)
                     (2022令和4年8月東善寺だより162号)

 


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