大雪の権田 (HP東善寺) ●● 大雪の権田 農家のパワーが発揮された 2014平成26年2月 |
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大雪の権田 鳴石線の確保 2014平成26年2月 |
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高崎市倉渕町「権田の里」は行政区ではほとんど「第6区」と「8区」になる。この大雪で発揮されたのが、農家のパワーだった。 2月14日(金)朝から降りだした雪は15日(土)朝まで降り続き、一昼夜で積雪90センチ、この地域ではこれまで400年来降ったことのない大雪となった。しかも15日は午前中いっぱい停電もあったため、通信も混乱した。 ふだんの降雪では早朝から始まる国道406号線の除雪が、なかなか始まらない。除雪する機械の数も少ない。たぶん除雪を委託されている業者の従業員が大雪のため出勤できないのだ。この状況から、公的な支援よりも住民が出来ることを手がけて、早い対処が大切、と判断する。 16日(日) 住職はいま6区の区長をしているので各班長に【班ごとに時間を決め通路・道路の確保作業で「孤立化」「孤島化」を防ぐよう】要請した。 2、3日経つと雪が硬くなり手に負えなくなる! |
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▲16日(日)見回り 山スキーにシールを付けて第6区の除雪状況を見まわりに8:30出発。まず榛名山中腹標高800mの鳴石集落まで「鳴石線」約5キロを目指す。上ノ久保地区では住民が出て雪かきが始まっている。「うちの孫はよく働くよ〜」とおばあちゃんが嬉しそう。 | ||
▲二本松のTさん宅で一休み。ここまで約4キロ5時間かかって、13:30着.。コーヒーがおいしい。 | ▲榛名山中腹の農免道路との十字路を少し上ったところで、鳴石の除雪トラクターが5台、作業しながら下ってきた。 | |
▲そのパワーがすごい!タイヤの直径が2m近い大型トラクター、それが5台でどんどん雪をどけてゆく。まず先頭がおおまかにどんどん踏みつけならして進み、 | ||
▲その後を次々に前後にこまかく往復を繰り返して左右に雪を掻き上げ、押し付け、最後に路面をさらって仕上げてゆく。見事な連携プレーでたちまちきれいに除雪された道路が出来上がる。舌を巻く速さだった。 | ||
▲農家のパワーが発揮され、こうして権田(群馬バスP)ー上ノ久保ー二本松ー鳴石間約5キロの鳴石線道路が3時間あまり(驚異的な短時間!)で、確保された。鳴石集落から見る浅間山は美しい。しかし、今回の大雪のためたくさんの野菜ができるはずのビニールハウスがいくつもむざんにつぶされ、痛ましい姿になっていた。除雪で見せた「鳴石パワー」で力を合わせ乗り越えてほしい、と願わずにはいられない。 | ||
▲その他、各班でトラクターやユンボを出してのボランティア作業により、道路のほかに倉渕小学校P・権田バス車庫P・公民館と消防分団Pなど公共施設が除雪され、日常生活を取り戻すことができた。区民の協力に感謝、感謝! | ||
関連ページ ◇「大雪の東善寺」…境内が雪に埋もれた〜。400年来降ったことがない大雪の記事もこちら。 |
権田〜鳴石 約5キロの雪中ツアーだった |
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