東善寺・小栗上野介の最新情報
2018(平成30)年版


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昨年、銅板屋根に改修した本堂
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2000(平成12)年
 今年は   小栗上野介 が
罪なくして斬らる」非命150年  
      です
  *「明治維新150年」「明治150年」 ではありません 
    今年の小栗上野介顕彰会の 関連事業

5月27日(日)小栗まつり 倉渕小学校・東善寺
期日未定 海上自衛隊横須賀音楽隊演奏会
9月15日(日) 佐藤銀十郎らの「墓前顕彰祭」(喜多方市熊倉)に参加
11月2日~7日「罪なくして斬らる」非命150年小栗上野介企画展 展(高崎市シティギャラリー)
11月10日 「ヴェルニー・小栗祭」(横須賀市)に参加
最新情報  20181


 1日(月)・2日
(火)

◆修正会しゅしょうえ新年の初詣です。
     新年あけましておめでとうございます。

           

1日…午前10時・午後2時の2回、
2日…午前10時、 法要を行い参拝者のお名前を読み上げ、今年一年の幸福祈願をします。

 ◯1日 東郷神社・東郷会の機関誌『東郷』1・2月号に 特別寄稿・阿井雅樹「小栗上野介と東郷元帥」を掲載
小栗公の業績のみならず、道子夫人の会津脱出行と護衛した村人の義挙も紹介されています。
 ◯1日 交通新聞社発行の日刊『交通新聞』(土・日・祝日休刊)20頁(裏の全面)に
作家伊佐九三四郎氏が「日本の夜明けに先駆けた男」として 坂本龍馬と小栗上野介の二人を取り上げ、二人の先見性と業績、明治に先駆けて暗殺・斬首されたことを報じた。
 4日(木)   礼返し(お寺の年始回り)・三ヶ日に初詣をされた檀家さんへ、お寺からの年始の挨拶回りです
  ◯21日(日) 14:00開演 マンドリン楽団 ART TOKYO が 群馬公演で マンドリン曲「小栗のまなざし」を演奏します。

会場 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)
開演 14:00~(開場 13:30~) 
入場料 一般2,000円 全席自由 
 
客演 桝川千明(マンドリン・故両角文則氏の教え子)
 
◯16日(火) NHK  Eテレ 『知恵泉ちえいず  先人たちの底力』―明治維新の不都合な真実―
 明治新政府が行ったとされている改革の多くは、江戸幕府のころから幕府の人たちによって計画されていたことだった、明治以前に日本近代化のスタートは切られていた、として23日(2回目)の放映では小栗上野介の日本近代化の業績も紹介します
 ○
23日
(火)
◯26日
(金)
  『会津人群像』春36号に 住職村上泰賢の「歴史を誤らせる 勝海舟神話・咸臨丸神話」ー隠された遣米使節の業績―を掲載します 歴史春秋社(会津若松市)発行 1800円
 *東善寺でも販売します。 ℡・fax:027-378‐2230やメールでお申し込み下さい。

日本を救った横須賀造船所―東郷元帥が小栗の遺族に謝意・「江戸城無血開城」は勝海舟神話・江戸を救ったというホラ話と、真に日本を救った横須賀造船所の力
 

対馬事件の通説の誤り―「英艦が行って露艦が退去」説は誤り・勝海舟の介入は自ら作ったホラ話=勝海舟神話 

米使節の業績を隠した咸臨丸神話―サンフランシスコを練習航海で往復しただけの咸臨丸・「木村喜毅が副使」説は誤り・戦前の修身教科書が作った咸臨丸神話と勝海舟神話は今も続いている

◇中学・高校の歴史教科書や副読本で「遣米使節」の説明に使われている〈遣米使節が乗らなかった〉咸臨丸の絵をはずし「遣米使節ワシントンの海軍造船所見学の写真」を載せるべき
         【参考ページ】
修身教科書が作った咸臨丸神話・・・国定教科書「修身」で教えた虚実ミックスの「お話」が歴史神話となって、「勝海舟・咸臨丸」のマインドコントロールから抜け出せない日本人を作った
咸臨丸病の日本人…戦前の「修身」教科書による勝海舟神話・咸臨丸神話は戦後も続いている。いまは「歴史教科書」で量産


 
◯ 30日
(火)
 午後0時(正午)   再放映
NHK  Eテレ 『知恵泉ちえいず  先人たちの底力』―明治維新の不都合な真実―
 明治新政府が行ったとされている改革の多くは、江戸幕府のころから幕府の人たちによって計画されていたことだった、明治以前に日本近代化のスタートは切られていた、として小栗上野介の日本近代化の業績も紹介します

最新情報  20182月
◯2日(金) 小栗上野介の漢学の師安積艮斎(あさかごんさい)の詩文集が現代語訳されました。伊豆の山野を跋渉し、温泉を楽しんだ情景が素直に述べられたいい文章や漢詩を、読みやすくしてくれました。
『遊豆紀勝・東省続録』を 現代語訳・安積国造神社の安藤智重宮司
明徳出版社 2500円+税
◯4日( 午後2時30分~3時13分  再放映
NHK  Eテレ 『知恵泉ちえいず  先人たちの底力』―明治維新の不都合な真実―
 明治新政府が行ったとされている改革の多くは、江戸幕府のころから幕府の人たちによって計画されていたことだった、明治以前に日本近代化のスタートは切られていた、として小栗上野介の日本近代化の業績も紹介します

最新情報  20183月
 ●15日(金) 大施食会 ご先祖供養の法要です。

先住忌 二十世照賢大和尚二十三回忌
市川八十夫家先祖供養 百歳記念にお袈裟を寄進された市川八十夫氏の先祖供養
施食会 檀信徒各家の先祖供養とことし年回忌にあたる物故者の供養です。

 ◯28日~
~4月1日
劇団め組が『小栗上野介忠順』を上演


 ◯31日(土)~5月6日(日)  春の特別展  江戸幕府最後の闘い ―幕末の「文武」改革ー  チラシはこちら
 国立公文書館で 期間中無休

最新情報  20184月


◯ ~5月6日(日)まで
春の特別展  江戸幕府最後の闘い ―幕末の「文武」改革ー  チラシはこちら
 国立公文書館で 期間中無休

記念講演 4月8日(日)14:00~16:15
  芳賀 徹氏  ロバート キャンベル氏  会場:一橋大学一橋講堂 無料 事前申込
〇8日  花まつり  お釈迦様の誕生日です。
〇10日(火)  小栗さくらさん 
  朝日新聞4月10日「リレーおぴにおん」欄の「維新150年」に、歴史タレントの「小栗さくら」さんが登場し「知られぬ幕臣、歴史は偏かたよる」として、小栗上野介を語りました。大学の卒論で訪ねてきて以来、時々お参りに来ている歴女です。芸名に小栗を使ったのは、訊かれた時に小栗上野介について話すきっかけになれば、と思ってのことだそうです。すてきな心がけですね。 東善寺参拝の様子はこちら  もう一つ「小栗さくらがゆく! 幕末維新の道」1/2/3

〇13日(金) 10:30~ 村上泰賢の講話 「幕府の運命、日本の運命」  横須賀市の小西さん一行   傍聴自由
       
◯14日(土) 午後 東善寺護持会役員会 常任理事会と理事会(役員全員)…会計報告と行事計画などを協議 /山作業…会議の後に寺の▼環境美化作業を行いました。
      
会議に陣田地区の役員Kさんが「先代住職照賢さんが18歳の時に描いた十三仏様の掛軸▲がウチの地区にある…」と、持参し披露してくれました。顔がマンガになりやすく手足も難しいのですが、しっかり描けていてなかなか迫力があります。18歳の頃真剣に絵を勉強していた気迫が伝わってきます。
   *落款(署名)はありません。仏画は拝んでもらうものだから自分の名前を入れない。
○14日  
読売新聞 西部版(九州など)「維新150年」特集で 小栗上野介の業績を紹介記事
「悲運の幕臣、明治へ遺産」  画像はこちら
◯17日(火) 子守地蔵尊 例祭  権田の子守地蔵さんは子育地蔵として近在の人々の信仰を集めています。

最新情報  20185月
◯ ~5月6日(日)まで
春の特別展  江戸幕府最後の闘い―幕末の「文武」改革ー  
  チラシはこちらのPDF
   国立公文書館で 期間中無休

●5日()  岩窟観音祭典 観音様のお祭り

熊谷次郎直実公の愛馬「権田栗毛」にまつわる伝説の観音様、年に一度のご開帳です。

〇8日(火)  法話 10時~ 館林市仏教積善会主催「花まつり・灌仏会法要」 善長寺様でお話します
◯15日(火)  倉渕小3年生が小栗様見学 3年生がやってきて質問いっぱい/生まれたのはいつ/どうして殺されたの/何歳で殺されたの/どうして権田に来たの/権田のどこに住んでいたの/ポウハタン号はどの船…
                 
◯19日(土) ポウハタン フィールド の倉渕サッカー場オープン*利用申込みはこちらから
  
    ▲上毛新聞5月11日   正面に榛名山がそびえ、西に角落山を眺める景観
 
 高崎市は、倉渕村時代から懸案であった倉渕町水沼の元ゴルフ場予定の跡地を活用して、太陽光発電エリア、サッカー場、さくらの里公園、トレイルランニングコース
などを造成。エリア全体の名称を倉渕小の生徒から募集した結果、5年生小野慈咲(いっさ)くんの「ポウハタン」と高野明くんの「フィールド○○」を合わせて、「ポウハタンフィールド」と決まりました。19日にサッカー場がオープンします。
 はまゆう山荘、東善寺、観音山、小高用水、道の駅倉渕小栗の里、水沼河原の顕彰慰霊碑、姉妹観音、地蔵峠に続いて小栗上野介の里がさらに広がった、といえます。

         ▼上毛新聞 平成30年5月20日
          
・ポウハタンとは…こちらから
 
26日(土) 小栗まつり セッティング   テントを張り、テーブルを出し、参道などを掃除して準備します。(ボランティアは事前にお申し込みください)

●27日(日) 小栗まつり  今年は非命没後150年祭(151回忌)  参加無料
                       *「明治維新150年」「明治150年」ではありません。
西軍(明治政府軍)に小栗上野介主従が殺害され、家財を奪われ軍資金として売却されてから150年です。

 明治政府によって
「罪なくして斬らる」150年 です

午前 10時~ 倉渕小学校体育館で
式典 挨拶・祝辞
講演 作家 鳴海 風  
「歴史作家・技術者から見た幕末明治維新~小野友五郎と小栗忠順の生涯に光を当てて~ 」

講師のプロフィール
 1953年新潟県生まれ。1980年東北大学大学院修了、日本電装(現デンソー)入社。34年間、生産システム開発に従事。92年『円周率を計算した男』で歴史文学賞を受賞。その後、和算(江戸時代に発達した日本独自の数学)を題材にした作品を中心に執筆。2006年、数学の普及に貢献したとして日本数学会出版賞。2014年、デンソーを定年退社。近年は児童書も手がけ、『円周率の謎を追う』(くもん出版)で2017年の課題図書(中学校の部)に選定。小野友五郎を主人公、小栗上野介も登場して活躍する長編小説『怒濤逆巻くも』(新人物往来社)や新潮選書『江戸の天才数学者』など著書多数
午後 1時~   東善寺境内で
墓前祭  読経・献香 
演奏会  倉渕中学校吹奏楽部  群馬マンドリン楽団

昼市 たのしい店、おいしい店がたくさん! 午前11時ころから開始 軽い昼食もとれます。

乗合ジャンボタクシー  
  往復1便だけ27日限定運行/先着9人まで・予約制・片道2000円(運転手に支払って下さい)
 27日 ・高崎駅西口9:00 → 9:50倉渕小学校 下車
     復・東善寺前(権田郵便局前で)乗車15:00 → 15:50高崎駅  
 ※下車・乗車地が異なります。ご注意を。
 ※途中乗車は出来ません。
 予約申込:榛名観光タクシー 027-343-0020(担当・久保田)へ
 28日(月) 上毛新聞記事 小栗まつり▼
 
 29日(火) 14:00~  住職村上泰賢の講話 「幕府の運命、日本の運命」  前橋市民   傍聴自由

▼日本農業新聞 コラム『四季」に小栗上野介まつり記事

 30日(水)  ▼上毛新聞 コラム「三山春秋」でも


たまたま小栗まつりで一緒になった小3男児が小栗のことを誇らしげに教えてくれた、「明治維新150年」の一方的な祝賀ムードとは距離を置き「本当の歴史を見よう」と力を込める。郷土の偉人をきちんと知り、冒頭の男児のように誇ろう
と小栗上野介顕彰会長の式辞をひいて、記す。

■うれしい記事です。子供からお年寄りまで招待状がなくても誰でもたのしく参加してしぜんに小栗上野介の業績に触れて理解を深めるおまつりをめざして、平成9年に旧来10年に1回だった小栗上野介◯年祭式典を名前も「小栗まつり」とし、今のスタイルにして勝手に手探りで進めてきました。そのめざしたところがこの記事に登場する小3男児の言葉に現れています。


▼朝日新聞 群馬版

最新情報  2018年6月
8日(金) 14:00~ 村上泰賢の講話 「幕府の運命、日本の運命」  東海林氏ほか  傍聴自由
16日(土) 14:00~ 村上泰賢の講話 「幕府の運命、日本の運命」  前橋市岩神町生涯学習   傍聴自由

最新情報  20177月
2日(月) 14:00~ 講話 「幕府の運命、日本の運命」村上泰賢  喜楽会  傍聴自由
7日(土) 午後 小栗上野介顕彰会 史跡草刈り作業
 
 観音山の小栗邸址周辺顕彰慰霊碑周辺の除草とツツジの刈り込み作業。広い場所で大変だったが、雨が降りそうな曇り空がかえって涼しくて気持ちよく作業が進んだ。
 20日(金)
 24日(火)  10:00~ 村上泰賢の講話 「幕府の運命、日本の運命」  高崎経済大学ツアー  傍聴自由
 ◯28日(土)  海上自衛隊横須賀音楽隊演奏会 

最新情報  2018年
3日(金) 学童クラブ 坐禅会
12日(日)
午前2:09~2:52
 再放映 NHK「知恵泉 明治維新の不都合な新事実―小栗上野介ー」
●13日(月)
お盆です
~16日(木)
   盂蘭盆会法要  13日 17時と19時

ご先祖様が帰ってくる日 お盆棚にお迎えして、美味しい食べ物をお供えし、家族揃って明るい顔を見てもらいましょう。
●14日(火)  15:00~ 新盆の合同法要  …町外県外に住んでいて田舎の実家で新盆を迎えたいが「遠くて準備が大変」「実家は不便…」などの事情のある方は本堂で合同の新盆供養を行います。事前にお申し込みください。
・親戚・知人にも一緒にお参りいただいてください。
◯21日(火)   
小栗上野介顕彰会
機関誌『たつなみ』43号発刊  東善寺「たつなみ会」会員には発送します。

 主な目次
「非命没後150年」小栗まつり 式典・講演・墓前祭・昼市
講演要旨「歴史作家・技術者から見た幕末明治維新」作家鳴海風/小栗・栗本の顕彰に貢献した吉田直を顕彰する 長浜つぐお小栗上野介の病歴・津田篤太郎/史料会津熊倉戦争の史料・村上泰賢/「お首級迎え」法輪寺への盗掘侵入ルートを考察する・田中茂雄/本の紹介 ほか

最新情報  2018年9月
   
●2日(日) 13:00~  講話 「幕府の運命、日本の運命」   本堂で    傍聴自由
     竜門社深谷支部の皆さん

▼丁重な礼状をいただきました
「・・・村上住職からの講話は、時のたつのを忘れるほど内容の濃いものでした。小栗上野介忠順の責任感や先見性、幅広い教養、指導力など写真も含めた具体的な解説もあり、とても分りやすかったです。参加者の方々からも、『今まで小栗上野介のことをあまり知らなかったが、頭のいい人だったんですね』や『横須賀造船所が明治の近代化のスタートだったのでは』『歴史の記述は勝者がつくるのか』などの感想をいただきました。龍門社深谷支部では来年2月17日(日)に、村上住職様の講演を予定しておりますが、よろしくお願いいたします。・・・」

参考
講演は
・2019年2月17日(日) 午後2時~ 
・渋沢栄一記念館(深谷市)です
 
◯8日(土) 小栗上野介顕彰会 史跡草刈り作業 

◯11日(火)
 喜多方市熊倉で
仇恨の勇士「佐藤銀十郎」・戊辰の憤怒「中根米七」・熊倉代官「川手幸八」の「墓前顕彰祭」    
主催:熊倉史学会
会場:墓前祭…熊倉杉の下墓地(雨天の場合熊倉公民館)
午後1時~ 開式・祭文・追悼の言葉・読経・焼香・奉納剣舞・挨拶・

・小栗上野介顕彰会で参加 市川平治会長・深井紘副会長・小林富造副会長・伊井光也理事・豊原稔理事・事務局黒田豊・村上泰賢理事
小栗家歩兵佐藤銀十郎・思案橋事件の傑士中根米七・熊倉代官川手幸八はこちらをご覧下さい。


▲福島民友新聞 9月12日             ▲福島民報 9月12日
9月 日 ▲上記「墓前顕彰祭」に関連しています▼・佐藤銀十郎は道子夫人を護衛して会津へ行き、戊辰戦争で戦死した権田村の若者です。21歳でした。



■文春新書 岩尾光代『姫君たちの明治維新』  文言春秋社
小栗道子夫人も登場  『サンデー毎日』に連載のうち、昨年7月23日号に掲載の小栗道子夫人の生涯も紹介されています。
お彼岸 お彼岸は中日(ちゅうにち)を挟んで前後3日、計7日間。都合のよい日を選んで、家族そろってご先祖参りをしましょう。

     
 

最新情報  201810月
3日(水) 午前10時30分~ 講話「幕府の運命、日本の運命」  小布施町からの参拝で 大広間で行います。
 傍聴自由です
4日(木) 午後1時~  公開講演「日本の運命、幕府の運命ー小栗上野介の生涯と林田―」
会場は 兵庫県姫路市林田町「はやしだ交流センターゆたりん」  無料
・林田町は小栗道子夫人の実家・林田藩主建部家の地


■神戸新聞:幕臣・小栗上野介、群馬の顕彰会が姫路来訪 夫人ゆかりの地めぐる
■神戸新聞:日本の近代化に足跡 小栗上野介顕彰会理事が講演

8日(月)体育の日 午前10時~ 講話「幕府の運命、日本の運命」  個人某氏の聴講 大広間で行います。
 傍聴自由です
 13日(土) 上毛新聞に
 遺稿集 田中壯佶『遠い頂』 の記事
◆住職がかつて山岳連盟理事をしていた頃、会議で会っていた田中壯吉さんの遺稿集『遠い頂』の刊行が報じられました。この本の編集には住職も携わり、昨年10月から取り組んで8月末の一周忌に間に合わせ刊行したものです。
◆田中さんは前橋市出身の医師で、高校時代から真摯な登山活動を続け「登るドクター」として4回のヒマラヤ登山の貴重な記録を遺しました。
◆1回めマナスル西壁登攀、2回めダウラギリⅣ峰、3回めエベレスト南壁、4回めマナスル、のうち2回目の記録は恋人への手紙がそのまま行動記録、3回目のエベレストは妻への手紙と自分の記録がミックスという、珍しくかつ楽しい構成の記録集です。
◆昨年三月に「重い病気が見つかった。生きる覚悟を造りたい」と寺へおいでになり、残された日々をうろたえずに生き通す覚悟の日々を送るよう、お手伝いさせていただきました。
◆四十九日忌がすんでから奥様に遺稿集の刊行をおすすめして着手し、一周忌に合わせて出来上がりました。
 
 
 15日(月) プリント版「小栗上野介情報 72号」発行

・横須賀造船所は日本近代化の基盤となった―
 富岡製糸場は横須賀造船所の妹/中島飛行機は横須賀造船所の弟/兵庫県生野銀山は横須賀造船所の義弟/会津熊倉で佐藤銀十郎の墓前顕彰祭/小栗道子夫人の故地播州林田藩主建部家の林田町史蹟調査と講演/本 岩尾光代著『姫君たちの明治維新』
26日(金)  上毛新聞で小栗上野介企画展記事
30日(火)  午前10時~ 講話「幕府の運命、日本の運命」  横須賀市からの参拝で 本堂で行います。
 傍聴自由です            
 30日(火)  

上毛新聞で連載始まる 10回  1030日~1110

「上州と小栗の幕末維新」 

 上毛新聞は連載で小栗上野介と上州の幕末維新を取り上げた。30日は第1面トップ「製糸場の礎海から」として、横須賀製鉄所建設の小栗上野介の先見性が富岡製糸場につながる近代化の軌跡を取り上げてスタートした

1「人と産業 横須賀経由」富岡製糸場の成功は横須賀にある

2回「費用捻出へ 養蚕着眼」遣米使節の見聞体験が基礎にある

3「造船へ 大量生産震源」中小坂鉄山は鉄の国造りの第1

4回「夜明け前 命多く散る」水戸天狗党を迎え撃った高崎藩

5回「一族で権田村に移住」武士の進言が通らず権田村に隠棲

6回「百数十人で2000人撃退」ぶち壊し一揆を家臣農民で撃退

7回「朝敵とされ非業の死」無実の朝敵とされ死後も逆賊扱い

8回「強行と離脱 明暗の生」天野八郎は彰義隊で西軍と戦う

9「国を思って行動 共通」中島知久平は横須賀の技術で飛行機会社を興す

10回「偉材の志学び 後世に」屋敷跡の観音山を慰霊の公園に

◆上州にまつわる幕末維新の動きを多彩に取り上げた好企画であり、偶然小栗上野介企画展と連載が重なったので、小栗上野介展参観者の関心も高く、熱心に解説パネルを読む姿が毎日見られた。

 

 31日(水)) 神戸新聞に「明治の父」兵庫近代化に功績 として小栗上野介の業績を紹介する記事が掲載されました。

神戸新聞10月31日付

最新情報  2018年11月
2日(金)~
 7日(木)
「罪なくして斬らる」非命150年  11月2日~7日
            *「明治維新150年」「明治150年」ではありません

   
小栗上野介企画展(高崎シティギャラリー)
画像は こちらから

◆主催 小栗上野介顕彰会
◆会場 高崎市シティギャラリー(市役所の隣)・駐車場は地下にあります
◆期間 平成30年月2日~7日まで   入場無料

◆ギャラリートークがあります
 11月 午前11時~   午後2時~
 2日(金)    市川平治
 3日(土)    村上泰賢
 4日(日) 午後~演奏・鼎談 
 5日(月)    市川平治
 6日(火)    村上泰賢
 7日(水)  市川平治  午後3時から撤収
小栗上野介展チラシ  表へ
小栗上野介展チラシ 裏 へ

4日(日) 午後 
記念演奏会  「さくらの歌」「小栗のまなざし」ほか   高崎北高校吹奏楽部

 高校生の新鮮な感覚で「小栗のまなざし」を演奏してくれました。
式 典  
 市川平治小栗上野介顕彰会長挨拶・祝辞 兵藤副市長・柄沢高男議長
鼎 談 
手島 仁 :県立高校教諭、県史編さん室、県立歴史博物館、現在前橋市文化スポーツ観光部参事兼前橋学センター長 高崎市史はじめ県内各自治体史編纂に携わる
小栗さくら :博物館学芸員資格を持つ本格派「歴史タレント」として幅広く活躍中 諏訪市公認キャラクター「諏訪姫」の声優 「さくらゆき」名で歴史をテーマにした楽曲を70曲以上制作し、配信、ライブを行なっている。
村上泰賢
(コーディネーター) :小栗上野介顕彰会理事・東善寺住職

 上毛新聞で連載中の「上州と小栗の幕末維新」担当の江原昌子記者が取材に来ていたので、途中から、登壇してもらって、連載の意図などを語ってもらう。



HP東善寺「小栗上野介企画展2018」
 7日(水) 10時~ 講話「幕府の運命、日本の運命ー小栗上野介の生涯ー」  魚沼市からの参拝 本堂で行います。 傍聴自由です             
 9日(金)  10時~ 講話「幕府の運命、日本の運命ー小栗上野介の生涯ー」  高崎市南地区区長会の参拝 本堂で行います。 傍聴自由です  
 10日(土)  午前 11時から  横須賀市ヴェルニー公園(JR横須賀駅前)で
 ヴェルニー小栗祭

午後 横須賀市文化会館(横須賀市深山台)で
  横須賀開国史研究会シンポジウム
    13:30開場 
    14:05~15:05  講演 村上泰賢 「小栗上野介と横須賀製鉄所」  サクラ歓迎!
    15:05~15:20  休憩
    15:20~16:50 パネルディスカッション
          齋藤 隆(財団法人水交会理事長)
          山本詔一(開国史研究会長・コーディネーター)
          村上泰賢(小栗上野介顕彰会理事)
    17:15~17:45 海上自衛隊音楽隊演奏
 11日(日)
午後 小栗上野介顕彰会が観音山にナタネを蒔く作業 会員が種を蒔き、上を均して来年の菜の花畑を期待しました。
このナタネはひょんなことからの縁で5年前に住職のペンフレンドとなった富山県高岡市のS君(当時小学2年生) のお母さんの斡旋で、高岡市から取り寄せました。童話「不思議な手紙」の作者
 13日(火)  午前 10:00~ 講話「幕府の運命、日本の運命ー小栗上野介の生涯ー」  館林市普済寺様写経会の参拝 庫裡で行います。 傍聴自由です             

上毛新聞に小栗上野介顕彰会の記事2つ
・「小栗邸跡に菜の花」  会員が観音山にナタネをまく作業を紹介

・コラム「三山春秋」で小栗上野介企画展のまとめ記事 
「小栗の能力を警戒する新政府側に斬首された。卓越した知識、経験をその後の国づくりに生かせなかったのは、大きな損失だったのではないだろうか」とし、最後に
「地元の人たちは不遇の時代も変わらず小栗を語り継いできた…」
と、村の先人が聞いたら涙を流しそうな記事でした。
14日(水) 10時~ 講話「幕府の運命、日本の運命ー小栗上野介の生涯ー」  前橋市富士見地区老人会の参拝 庫裡で行います。 傍聴自由です             
16日(金) 葛村聡子(くずむらさとこ)コンサートで 遠藤徹二による作品 
 小栗上野介をテーマとした朗読
「怒涛のごとく」
が公演されます


主催:帝塚山朗読サロン
会場:大丸心斎橋劇場  午後7時開演
第1部:服部和彦 「翔ぶが如し」・アンサンブル演奏・ソプラノ独奏
第2部:遠藤徹二「怒涛のごとく」~幕臣にありて尚日本の未来を見つめていた男~
…小栗上野介の生涯をたどる朗読…朗読葛村聡子
チケット:3000円  

*葛村さんは昨年5月の江東区での公演以来これで3度めの「怒涛のごとく」朗読、ということで小栗上野介という人物をもっと身近に感じて朗読したい、と10月19日に大阪府からご夫妻でお墓参りに来られました。参拝の後町内のはまゆう山荘に一泊して小栗上野介の情報と上州の空気をたっぷり吸ってゆかれました。
 歴史の話は、現地を歩いてくると言葉に力が入り、説得力が出ます。さぞいい朗読公演になったことでしょう。
27日(火) 本寺 長信寺櫻井英清住職 本葬  於 はるなくらぶち聖苑

 長信寺は高崎市高浜町にあり、英清師は10月26日に遷化(せんげ・僧侶が亡くなること=教化の場所を移す意)し、弟子がいないので、末寺の東善寺住職(小衲)が主喪(しゅそう)を務めました。
28日(水)  本寺・長信寺兼務住職辞令 発令される  曹洞宗江川辰三管長より11月28日付で長信寺(高崎市高浜町)の兼務住職に任じられました。
  関連法話:「未舗装の道」

最新情報  2018年12月
 8日(土) プリント版『小栗上野介情報』73号発行 PDF版はこちら
・高崎の「小栗上野介企画展」成功裡に終わる・展示・鼎談など/人気の展示品「宥座之器」/上毛新聞で「上州と小栗の幕末維新」連載/西郷どんに使い捨てられた赤報隊/ヴェルニー小栗祭と講演会シンポジウム
  東善寺「たつなみ会」会員には発送します
  
 14日(金)  新刊 『開成をつくった男、佐野鼎』
柳原三佳著・講談社 1800円+税  353ページの大冊

 遣米使節団勘定支配役組頭益頭尚俊の従者として世界一周して帰国した佐野鼎(加賀藩士)の物語。「小説ではあるが鼎の日記や史料をもとに、新たな事実も発掘…」と著者はいう。
 ポウハタン号の中であこがれの人小栗忠順と直接に会話できた喜びを、手紙に残している男。後に開成学園のもととなった「共立学校」を明治初年に開いた俊英。
学校を創設して間もなく若くしてコレラで死去したので、知られていない人物が佐野鼎。

・著者は「遣米使節子孫の会」会員

現代ビジネスオンラインで著者紹介とインタビュー記事 「咸臨丸神話」が歴史をゆがめていることも語っています。

「幕末に日本のサムライたちがアメリカの蒸気船に乗り、善意のアメリカ人から英語を学び、心の交流を深めながら共に航海をしたという事実。そして、そのときの貴重な学びが脈々と生き続け、明治の世で教育の礎を築いたという真実を、佐野鼎の日記を入手した者の責任として正しく伝えていき
たい---。そんな思いが、今回の執筆の強い後押しになりました。
 
 21日(金) 上記の『開成をつくった男、佐野鼎』 新刊書を開成高校OBの佐野鼎研究会と静岡県東部開成会が富士市を訪ねて贈呈。記事が『静岡ニュース」12月21日付に掲載されました
 

<書評>『開成をつくった男、佐野鼎』 (柳原三佳著・講談社)(『北國新聞』 201922日(土)朝刊)

■地球一周した加賀藩士 評者/松田章一(劇作家)

  幕末の加賀藩士、佐野鼎の伝記小説である。佐野は、江戸下曽根塾頭から長崎海軍伝習所の1期生となり、のちに加賀藩に仕え、万延元(1860)年に遣米使節団の一員として渡米した。

 この使節団はホワイトハウスで米国との通商条約批准書を奉呈した徳川幕府の正式の使節団である。その従者の一人として加賀藩から潜り込んだのが佐野であった。

初めて目にした異国での探訪は物見遊山ではなく、水道、水洗便所、博物館や海図、学校や孤児院、点字などに及ぶ。帰途はアフリカ喜望峰を回り、インド洋を経て地球を一周して帰国した。

 翌年、遣欧使節団にも加わっているから、加賀藩では最初に米欧世界を見た藩士である。

 帰国後は加賀藩の軍艦奉行補佐として発機丸の回航や金石砲台建設などの任に就いた。
 福井での水戸天狗党の対応にも加賀藩士永原甚七郎とともに温情をもって当たった。その後、藩の科学研究所壮猶館(今の知事公舎)に出仕、さらに七尾港整備や卯辰山開拓にも藩主慶寧とともに取り組んでいる。
 また、七尾語学所のお雇い英国人オーズボンの招聘に尽くし、後の科学者桜井錠二、海軍大将瓜生外吉らを育てる手助けもしている。

 晩年は開成学園の前身、共立学校を創設したが、コレラのため49歳の若さで死去した。

「勝者の立場から事実が誇張され、時としては曲げられ」た薩長中心の明治維新史ではない、ノンフィクション作家の目から見た歴史が描かれていて心地よい。幕末の近代史がこのように丁寧にまとめられたのは、作者の長年の資料収集とその研究によるものである。

 佐野鼎の本籍は現在の静岡県富士市だが、作者は佐野の本家筋の子孫である。佐野への親近感がこの大作になったものだろう。
 巻末の参考文献の綿密さは驚くべきで、今後のさらなる佐野鼎研究の導きともなるだろう。