東善寺・小栗上野介の最新情報
2012(平成24)年版


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東善寺 空飛ぶ住職が撮影
最新情報  20121
1日(日)・2日(月) 修正会
新年の初詣です。 
1日…午前10時・午後2時の2回、2日…午後2時、法要を行い参拝者のお名前を読み上げ、今年一年の幸福祈願をします。 

4日(水) 礼返し
初詣の御年始をされたお檀家へお寺からの礼返しで、檀家各家を回って年頭のご挨拶でした。
●6日(金) 作家・絲山秋子さんが参拝と取材
高崎の旧市内に在住する芥川賞作家の絲山秋子さんが、上毛新聞記事のため参拝・取材されました。県内の「街道(けえど)を行(い)ぐ」シリーズで、今回は渋川ー伊香保―榛名湖―倉渕―松井田のコースだそうです。 
 *「けえど」「いぐ」は上州方言で、意味は「街道を行く」と同じです。群馬県人はどういうわけかナマルので、郷土紙上毛新聞もわざと方言にしたのでしょう。
絲山さんのブログはこちら
絲山秋子
●17日(火) 上毛新聞「街道(けえど)を行(い)ぐ」に東善寺
上記の絲山さんの記事が上毛新聞に掲載されました。
●26日(木) 小説『鷺の笛』に【解説・真の武士 小栗忠順】

作家たなか踏基著の、中小坂鉄山開発を描いた小説『鷺の笛』(幻冬舎)に、住職村上泰賢が【解説・真の武士 小栗忠順】を書き、刊行となりました。

≪以下幻冬舎のHPから≫

万延元年(1860)、小栗上野介忠順をはじめとする使節団は、アメリカで製鉄や金属加工技術の高さを目の当たりにし、驚愕する。「日本も鉄の国をめざすべき」との考えに至った小栗は帰国後、製鉄所をつくる建議を提案。幕府の猛反対にあうが、建設地は横須賀に決定する。国内で鉄鉱石の採掘できる場所として選ばれたのが、本作品の舞台、中小坂鉄山である。国家の命運の賭かった鉄を巡り、理不尽な目に遭った人々も多数いたが、小栗をはじめ、伊佐治ら金穿(かなほり)たちは、自らがなすべきことを明確に持ち、それを実現しようと邁進した。片や明治政府は、小栗の功績を封印し斬殺。小栗が建議した横須賀製鉄所を造船所に替えてしまう。さらに「鉄は国家也」の方針で莫大な資金を投じたものの軌道に乗らない釜石製鉄所に対し、優遇策を講じる。その結果、中小坂鉄山が歴史的に見て日本で最初の洋式高炉製鉄所であるにもかかわらず、釜石であるとの俗説が生まれたのである。日本の歴史の認識を変え得るほどの史実をもとに、鉄に命を懸ける愚直な男たちの生き様を描いた疾風怒濤の歴史小説。
■著者紹介
山形県山形市生まれ。埼玉県上尾市在住。新潟大学工学部応用化学科卒業。日本化薬(株)化学技術を専門とする、『雪』で京都大学新聞社第 3 回懸賞小説入選(選者伊藤整、野間宏)。主な著書に『進化する化学技術』(工業調査会SCE-net共同編集)、『奇妙な喫茶店』(文芸社)、『奇妙な猫たち(同) 』 、『奇妙な受精卵』(幻冬舎ルネッサンス)、『奇妙な羽衣伝説』(同)、『七日市藩和蘭薬記』(同)、『陶匠の血脈』(同)、『元町維新─横濱開化秘聞─』(同)など。

最新情報  20122月
●3日(金) 節分
●4日(土) 立春
●11日(土) 上海テレビが取材

 中国・上海第1財経テレビが、8回連続のドキュメンタリー番組「黄金」の第6回に放映する目的で、日本の近代化に尽くした小栗上野介の業績を訪ね、撮影とインタビューを行いました。
スタッフは陸熠欣プロデューサー、王晳カメラマン、唐佳音記者(通訳も)の3名で、10日夕方から取材を開始し、住職へのインタビューのほかに、小栗上野介主従の墓、境内、遺品、史料パネル、観音山邸址、顕彰慰霊碑などを撮影。

●以下は、取材の上海テレビ局・陸熠欣(リク・イシン)氏の申請文書から

「…私たちは現在、「黄金」というドキュメンタリ・シリーズを撮影しております。そのシリーズの一環として、中国、日本、インドを代表とするアジア諸国家の文化の特性と差異を検討するうえ、それらの特性と差異が国家の運命にいかなる影響を与えたかを答えようとします。

司馬遼太郎の「明治の父」という小栗忠順についての評価により、中国でも小栗忠順や横須賀製鉄所の歴史的な重要さが認識されてきました。従って、今回の取材により、小栗忠順の業績や日本近代の「学習精神」の歴史的意義を中国のオーディエンスに紹介させていただきたいと思っております。
 したがって、以下の問題に関する先生のご意見なり、ご助言なりいただければ非常に幸いだと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

1、歴史的に小栗忠順をいかに評価するかとお思いなりますか。西洋を学ぶと主張する彼は、のちに日本の歴史にいかなる影響を与えましたか。
2、ワシントン海軍工廠を見学後、西洋文明の原動力は「精密なねじを量産する能力である」と考え、1本のねじを持ち帰ったという逸話や横須賀製鉄所の建設などを行うことを考えた上で、西洋文明を学ぶという彼の「学習精神」を、いかに評価しますか。
3、小栗忠順の業績から考えれば、外国に対する勉強や取り入れについて、日本人はどのような特徴を持っていますか。……」

インタビューの内容は…始まるとたくさんあり、難しい質問もありました。
おもな質問】
・小栗がアメリカで何を見たか。最大の意味のある見学はどんなものか。
・小栗がアメリカから持ち帰ったネジ釘は、その後の日本の近代化にどう役立ったか。
・ワシントン海軍造船所見学が日本の近代化にどう結びついたか。
・横須賀造船所はその後の日本の近代化にどう役立ったか。
・日本人は外来文化の吸収に、どういう姿勢で対応するか。……中国ではすぐれた外国文化を認めることに、恥と尊敬の両方の意識が働くそうです。恥とは中華思想からすると、外国文化の優れていることを認め難いことになるらしく、外来文化を取り入れることを「恥」とする風土があるようです。
・日本は造船技術のほかにフランスから何を学んだのか。…横須賀造船所のばあい、造船技術だけでなく経営(給与・人事・簿記会計など)もフランスの指導に従って新しい方法を取り入れたので、その後の運営がスムーズに展開し成功した。
 
 じつは横須賀造船所建設と同じころ中国でも福州船政局という造船所を建設しながら、経営面を旧式のやり方で経営したので、幹部人事が旧式=同族のコネによる採用になり、結局優秀な技術者がその力を発揮しきれずによそへ逃げ、造船所は成功しないで終わっていることを、指摘しておきました。参照「横須賀造船所と福州船政局を通して見る日中近代化の相違・近藤和美」小栗上野介顕彰会機関誌『たつなみ』第34号・2009平成21年

 取材の契機となったのは、中国杭州・章太炎博物館の若い学芸員が、小栗上野介の業績・ネジ釘のこと・東善寺のことを詳しく知っていて、中国の書物にも出てくるとのことです。

・日本ではほかに経済学者数人にインタビューしてきたそうですが、小栗上野介のことはほとんど知らなかった、と驚いていました。
・通訳とインタビュアーの女性記者唐さんが最初から「小栗様」と言うのにびっくり。「どうしてその言葉を知りましたか」と訊ねると「杭州の章太炎博物館の若い学芸員が小栗さんでなく小栗様と呼ぶように、と教えてくれました」という返事にまたびっくり。うれしい話でした。

◆上海での放送は 5月13日ごろ、とのことです。

ちなみに上海第1財経テレビの視聴者は約5億人!だそうで、驚いた数字です。

●15日(水) 涅槃会〈お釈迦様の御命日〉
●26日(日) ◇午前9時~10時
静岡放送ラジオで  トミー・立石斧次郎の物語
開局60周年 SBSラジオギャラリー 
アメリカをとりこにしたサムライアイドル・トミー」

  住職も声で少し出演しました。

最新情報  20123月
●12日(月) 小栗家先祖の地・筒針城つつばりじょう 地元の皆さんが参拝

小栗家の遠祖は常陸国小栗の里(筑西市)から三河国筒針(岡崎市)に移り、のち德川家の旗本となって活躍。江戸に出て駿河台に住むようになります。
筒針城の跡は現在は区域が確定できない状態ですが、このほど地元の有志4名が小栗上野介の業績を知って参拝しました。
15日() 施食会 
檀信徒各家の先祖供養
◇清興 手品  沖田歓楽さん
◇當山二十世重興 奎文照賢大和尚十七回忌法要
◇施食会…檀信徒各家の先祖供養です
●16日 講話「小栗上野介の日本改造」     *傍聴自由
午前10時ごろ~
館林市生涯学習の会
*館林藩士の谷村左右助勝武が遣米使節団・塚原昌義の従者として参加していました。
*また、斬首された小栗公父子の首級は東山道軍の首実検のため館林に運ばれ、法輪寺に埋められていました。明治2年春、権田の村人が盗掘して持ち帰った縁があります。
●17~23 お彼岸です
どうぞお参りください。
●20日(春分の日)
下斉田で 小栗又一 主従の墓前祭

小栗上野介顕彰会下斉田支部では、高崎城内で殺された小栗上野介の養嗣子・小栗又一忠道と家臣3名の墓がある高崎市下斉田町で墓前祭を行い、市川平治会長、石井昌一副会長、山田初雄・豊原稔・村上泰賢理事が参拝しました。

今回の墓前祭は、明治45年に古い墓石が傷んだのを改修し盛大なお祭りをしてから、今年で改修後100年目ということで、支部が企画したもので、地元関係者が大勢集まって各家に伝わる思い出を語りあいました。
特に小栗家と下斉田村とのつながりは、天明年間に浅間山の噴火災害で作物が取れず、小栗家は税を引いてこれに対応したことから、明治2年秋に起きた「5万石騒動」という高崎藩への減税要求の強訴に、下斉田村のみは強く誘われても参加しなかったほど、小栗家の処置に感謝の念を持っていました。

●26(月) 22:00~23:00 
 
BS-TBS「THEナンバー2・歴史を作ったナンバー2」

       
小栗上野介を放映

◇3月1日にテレビマンユニオンのスタッフが詳しく取材して制作した番組。とくに今回は横須賀明細一覧図から見えてくる、「蒸気機関を原動力とする日本最初の総合工場・横須賀製鉄所」=「日本の産業革命の地・横須賀」に視点を当てた構成になります。
●26・27日 庫裡裏の舗装作業
護持会の役員総出で、庫裡裏の地面を舗装し湿気ないようにする作業を行いました。
画像はこちら

最新情報  20124月
8日(日) 花まつり 降誕会(ごうたんえ)とも言います。御釈迦様の誕生日です。
甘茶をお釈迦様の像にかけて、お祝いします。
●17日(火) お地蔵様のお祭り 権田の子守地蔵尊例祭

●22日(日)13:00~静岡駅前で




















  18:00~岡崎市筒針町で
●静岡で―――――
トミーの音楽とトークショー

「トミーポルカと幕末~大正の頃のアメリカ音楽」―アメリカで大人気、少年通訳トミー(立石斧次郎)の歌が甦る―

日時:4月22日(日) 13:00~
会場:サールナートホール(静岡駅前)
会費:3,150円
主催:SBS学苑パルシェ

トミーの生涯と彼の果たした役割についてのトーク
  石川たか子(シズオカ文化クラブ)
  村上泰賢(東善寺住職)
  ほか
青木研とディキシーランド・クラッカージャックス & 原さとし の演奏
小栗忠順ら遣米使節が渡米した1860年頃から1920年代のアメリカ音楽を、解説を交えながら演奏。

●岡崎市で―――――
講演会「小栗上野介の日本改造」  村上泰賢

時間:18時~
会場:筒針公民館 (岡崎市筒針町  天徳院)
小栗家発祥の地・筒針城の跡地に標識となる石碑を建ててほしいという願いを込めて語りました。

最新情報  20125月
●5日(土)
岩窟観音例祭
●21日(月) 住職の講話 「小栗上野介の日本改造」  村上泰賢

10時から 東善寺本堂で。  埼玉県の「いきがい大学」主催ツアー
*傍聴自由*
27日(日) 小栗まつり  画像はこちら
小栗上野介父子主従村人非命145回忌

会場:倉渕小学校で―
午前9時30分~ 
演奏会 群馬マンドリン楽団
おなじみの「トミーポルカ」や「小栗行進曲」「維新無情」など、幕末関連のたのしい音楽がいっぱい

午前 10時30分
講演  クリスチャン・ポラック氏 (日仏交流の研究者で、関連コレクションは有名です)
「絹と光 ― 知られざる日仏交流100年の歴史 ―」
横須賀造船所で始まったフランスの技術指導は、技術にもならず人事・給与・簿記会計・労務管理なども含めて行なわれ、それは明治4年の富岡製糸場の建設と経営にも生かされた。横須賀・富岡を核として日本に花開いたフランス文化を、たくさんの珍しい画像を映写して具体的に語りました。

会場:東善寺で
 紙芝居「小栗上野介の生涯」午前12時~/13時30分~ 2回
 
午後13時~ 墓前祭  追川清小栗上野介顕彰会副会長挨拶 墓参・献香 

午後2時~ DVD上映 「小栗上野介」

昼市  境内で午前11時ごろからたくさんのお店が開店。お土産などのほかに横須賀の海軍カレーや地元のそば粉を使った手打ちソバ・マスの塩焼きなどが好評でした。

●27日(日) 上毛新聞コラム「三山春秋」 小栗上野介を推薦
上毛新聞社は文芸春秋の「各県を代表する歴史上のリーダー」という求めに応じて小栗上野介を群馬県の人物として推薦し、「文芸春秋SPECIAL・歴史特集」季刊夏号 に記事が掲載されました。27日付上毛新聞コラム「三山春秋」でそのことが記事となり報道されました。
 ちょうど小栗まつりの日でしたから、いいタイミング!と参加者の話題となりました。

最新情報  2012年6月
21日(木) 夏至
●23日(土) 長年寺先々住職喜美候部継宗老師の13回忌法要 焼香師をおつとめしました。
●24日(日) 「安積艮斎先生に学ぶ会」御一行が参拝
郡山市の安積国造神社の安藤智重宮司ほか一行が安積艮斎の弟子小栗上野介の墓参と研究で参拝しました。
●24日(月) 「小栗上野介情報」52号 発行 /小栗まつり・筒針町で講演・筒針城址・岩津城址・など
●28日(木) 館林で講演会  幕府の運命、日本の運命―小栗上野介の日本改造―   村上泰賢

主催:館林市生涯学習友の会(代表:原口 市)
日時:28日午後2時~
会場:館林市文化会館小ホール   
申込:一般公開講演・無料でした。

小ホールいっぱいの方に聴いていただきました。
○【小栗上野介と館林】の縁は
①谷村左右助勝武(岡谷荘三郎・平八郎ともいう)が遣米使節団の外国奉行支配組頭塚原重五郎の従者として渡米、世界一周をしています。ただし、日記等の記録は発見されていません。
②西軍に斬首された小栗上野介父子の首級が首実検の後に法輪寺(館林市朝日町)に埋められた。明治2年春に権田村農民が盗掘して権田へ取り返している。参考HP:お殿様のお首級(くび)迎え 参考書籍:みやま文庫「小栗上野介」
●29日(金) 上毛新聞 塚越芳太郎(停春楼)の記事

 上毛新聞連載「ふるさと人物帳19回・高崎」で塚越芳太郎が紹介されています。
 倉渕町岩氷出身の芳太郎は、教職を辞して上京し徳富蘇峰主宰の民友社に入社、「国民新聞」の編集に携わり、政論や社説を書いた。1906年(明治39年)から尾崎行雄東京市長の招きで東京市史編纂員嘱託となり、「東京市史稿」の編纂に尽力した。
 大正4年に横須賀製鉄所創立50周年記念の式典で、小栗上野介の業績が大隈重信j(代理)によって述べられ、芳太郎の作成した冊子「小栗上野介末路事績」が配布されて、悲惨な末路が公表され、小栗上野介顕彰の契機となった。

 元東洋大学学長・都立大学名誉教授磯村英一(都市社会学)は芳太郎を
「さぐっていけばきりのない困難な仕事を一歩一歩ふみかため、多くの人々にはその存在さえ知られず、ただ歴史を未来へつなぐために努力した人」(磯村英一『東京を築いた人々』)と評している。

●同じ上毛新聞に昨日の館林での講演会記事も掲載されました。

最新情報  20127月
●6日(金) 講話 「幕府の運命、日本の運命」    
 関東地区屋外広告業組合連合会の参拝で小栗上野介の講話を行います。
午前10時30分~ 本堂で行います。       *傍聴自由
●7日(土) TV取材 J-com テーブルテレビ T-NEXが神奈川地区の歴史探訪番組関連で横須賀を紹介するため取材
13~16日 東京のお盆
●19日(木) 小栗上野介顕彰会 史跡草刈作業 
顕彰慰霊碑・観音山邸址の草刈作業を行いました
22日(日) 大暑
●24日(火) 取材 『歴史読本』(8月24日発行)
「我ら歴史好き」に小栗上野介顕彰会を紹介のため
●30日(月)~31日(火) 子ども寺子屋 於:善龍寺(高崎市箕郷町)  主催:曹洞宗布薩会
夏休みを有意義に過ごそうという寺子屋 子供たちが真剣に坐禅をし、お経を読み、お化け大会で盛り上がり、おいしいカレーに満足のたのしいつどいです。
会費:2000円 申込:7月7日までにお寺へ
昨年は東善寺が会場でした→画像はこちら

最新情報  2012
●7日(火) 立秋
●9日(木) 講話 幕府の運命、日本の運命 ―小栗上野介の日本改造―  村上泰賢

社会科研究会の参拝と見学で講話をします。
●10日(金) 小栗上野介顕彰会機関誌「たつなみ」37号発刊
○主な目次
・小栗まつり 概略
・記念講演の要旨
絹と光ー知られざる日仏交流100年の歴史―」 クリスチャン・ポラック
・小栗上野介とアラビア馬  彦坂 徹
・安積艮斎と小栗忠順 ーその師承関係―  安藤智重
・小栗家先祖の地・筒針城   浅井 敏
・下斎田村と小栗家       田口恒夫
・修身教科書が作った咸臨丸「神話」 (一) 村上泰賢
・資料 中小坂鉄山鎔鉱炉取建建議書
・本の紹介「鷺の笛」「別冊歴史読本・横須賀」
・小栗上野介顕彰のあゆみ平成23年 ・役員名簿 ・編集後記

「たつなみ会」会員には発送しました。

13~15日 盂蘭盆会 お盆迎え法要   18時・20時 2回
ご先祖の御魂供養のお盆です。提灯を持ってお参りください。
●16日(木) 22:00~23:00 

 BS-TBS⑥ 「THEナンバー2・歴史を作ったナンバー2」 
「勝海舟と小栗上野介」を放映

◇3月26日に放映した番組の続篇とも言うべき番組の放映です。前回ご覧になれなかった方も必見!
横須賀明細一覧図から見えてくる、「蒸気機関を原動力とする日本最初の総合工場・横須賀製鉄所」=「日本の産業革命の地・横須賀」に視点を当てた構成
●19日(日) 2時~ 北軽井沢大学村文化講演会
  「幕府の運命、日本の運命―小栗上野介の日本改造―」  村上泰賢

会場:北軽井沢ミュージックホール(信号「北軽井沢」の近く) 
主催:北軽井沢大学村
聴講:自由 どなたもどうぞ。
申込:不要

28日(火) 歴史雑誌「歴史読本」10月号新人物往来社) 
連載「我ら歴史好き」コーナー・第24回で
「小栗上野介顕彰会」の活動を紹介しています。

最新情報  2012年9月
 
●20日(木) 前橋 明寿大学講演 
「幕府の運命、日本の運命―小栗上野介の日本改造―」  村上泰賢   
会場  前橋元気プラザ21 3階ホール
主催  前橋市明寿大学   
●24日(月) 新刊『朝敵たちの幕末維新』星 亮一
新人物往来社発行の新刊『朝敵たちの幕末維新』に小栗上野介が作家星亮一氏によって紹介されています。 また「コラム」として歴史作家水澤龍樹氏は小栗上野介を殺させた黒幕は勝海舟ではないか、と提議しています。
2,100円
●24日(月)  上毛新聞に 塚越賢爾機関士の記事

 1937昭和12年4月、倉渕ゆかりの塚越機関士は飯沼正明飛行士(南安曇市)と共に朝日新聞社が派遣した純国産機「神風号」に乗り、東京―ロンドン間を飛行時間51時間19分23秒という当時としては驚異的な記録を打ち立てた。
 
 塚越の父は倉渕町出身で賢爾も本籍は倉渕にあった。暁星中学を卒業後早稲田工業学校日本自動車学校航空科、第1航空学校で学び、朝日新聞社の航空部員となっていた。
 
 飛行の目的は国産新鋭機で英国新皇帝ジョージ六世の戴冠式を祝賀し、式典を撮影したフィルムを持ち帰る、というものだった。

 その後賢爾は戦争中にインド洋上を飛行中に消息を絶った。


 寺から約700メートルの倉渕体育館には、塚越賢爾機関士の胸像が建てられている。
関連ページ
風の吹く先(リンク)…神風号の軌跡が1~48回まで詳細に記述され、必見のページです
大正昭和期の機関士・塚越賢爾(リンク)
●19~25日 お彼岸 お彼岸は中日(ちゅうにち)を挟んで前後3日、計7日間。都合のよい日を選んで、家族そろってご先祖参りをしましょう。
27日(木) 22:00~23:00  BS-TBS⑥ 
ザ ナンバー2・
「德川慶喜」  放映  

最新情報  201210月
6日(土) 小栗上野介顕彰会役員が 史跡の草刈作業
顕彰慰霊碑と観音山の小栗邸址を整備しました。

 権田村で蚕とお茶の生産を考えていたと思われる小栗上野介が江戸から運んで植えたお茶の木が邸址に残っています。この株を分けて顕彰慰霊碑の周囲に植えようと、株分け作業をしました。

最新情報  2011年11月
●7日(水) 立冬
●9日(金)~10日(土) 永平寺で全国祖門会大会
 永平寺での修行安居者を中心とした各県の祖門会代表者大会が行われ、群馬県会長として参加。
 昔ながらの重々しい雰囲気できれいに磨かれた廊下、回廊の静かなたたずまい、法堂前の赤く染まったモミジがことさらきれいな日でした。
●11日(日) 講話 幕府の運命、日本の運命 ―小栗上野介の日本改造―  村上泰賢  9:00~ 本堂で二つの団体に講話をします。傍聴自由
●14日(水) 『小栗日記』が再刊される

 昭和47年に群馬県史料集の第7巻として発刊された『小栗日記』は、その後小栗上野介の業績が確認され再認識されると、小栗上野介・幕末研究の貴重な基礎史料として入手の希望がたくさんありましたが、古本でしか入手できず、高価なものとなっていました。

 群馬県文化振興会(朝日印刷内)は、『小栗日記』のみを再刊しました。
 定価 2500円  *東善寺でも扱います。送料をご負担いただきます。
17日(土) 横須賀市で ヴェルニー・小栗祭式典

フランス大使・外務大臣代理・ブレスト市副市長や米軍基地幹部・海上自衛隊幹部・海上保安庁幹部など大勢の来賓が参列、群馬県から反町企画部長・小栗上野介顕彰会はバスで15名が参列しました。今回初めて富岡市の副市長・市議会議長・町づくり課長が参列、世界遺産登録を目指す富岡製糸場の原点が小栗上野介が建設を推進した横須賀製鉄所にあることを確認しました。

最新情報  2012年12月
●10日(月) 大塚製薬 「大塚薬報」12月号に小栗上野介の紹介記事

 株式会社大塚製薬の社内および薬局・医療機関向けの機関誌「大塚薬報」12月号―歴史上の人物たちの足跡をたどる・第20回―で「小栗上野介」を取り上げ、その業績を紹介しています。
 筆者はペンハウス社の相庭泰志氏で、倉渕町や横須賀に足を運び、丁寧な取材とたくさんの写真で紙面を構成しています。

 実物は医院・薬局などでお願いすればご覧になれます。

 他の記事も読ませる内容がたくさんあって、しっかり編集された機関誌です。
12日(水) 22:00~
   BS-TBS 
「ライバルたちの光芒」 
勝海舟〈作家・童門冬二氏〉 VS 小栗上野介〈住職・村上泰賢〉
司会:高橋英樹
放送内容はこちら(リンク)  
再放送は未定。みなさんからの要望電話で実現します。03-3224-6000「BS-TBS」へお願い電話をしましょう

上記の放送内容のうち、最後の「勝海舟が辞書を2冊筆写」した話は、疑問です。


4日(火)に収録:青山のテレビマンユニオン・スタジオで童門冬二氏・高橋英樹氏と共に収録をしました。
小栗上野介側から住職は

横須賀造船所は日本産業革命の地
小栗上野介を徳川絶対主義者」とするのは間違い
明治維新の4、5年前に幕府はいずれ退陣することを予見していた
幕府は終わっても日本は残る、残る日本の為に残す気概で造船所を造った
・小栗公ら遣米使節よりも護衛船咸臨丸・勝海舟が有名なのは、大正7年から敗戦まで国定教科書「修身」で誇張して教えたから

……などを語りました。編集で「修身教科書」のところはカットされています。

【反省
 ○横須賀造船所の黌舎と機関学校による人づくりを強調しなかった
 
 いくら造船所の施設を造っても、人間がまともに使いこなさなければ設置した機械は無駄なもの、猫に小判・豚に真珠となる。
 
 横須賀製鉄(造船)所では造船所建設を開始した翌年の慶応2年、まだ建設工事中の現場を横に見る場所に、造船の技術伝習所としての職工学校である「黌舎・こうしゃ」を設置して、人づくりを行ない、フランス語で数学を徹底的に学ばせ、優秀な生徒は選抜されてフランスに留学して高度な数学を駆使する造船学を学んだ。

 さらに、もっと上級の船の設計もできる幹部技術者を育てる[機関学校]も明治10年代はじめから設けられていて、東大の工学部へ行くか、この機関学校へ入るか、というレベルの教育を行なっていた。芥川龍之介はかつてここで英語を教えていた。また中島知久平は群馬県尾島町から出て機関学校を卒業し、海軍航空機研究所に勤めるうち、飛行機は欧米のように民間の航空機製造会社が造るべきと痛感し、群馬県太田市に中島飛行機(現在の富士重工・スバル自動車)を興している。

 こうした造船所での継続した人づくりが日本の造船を発展させ、戦後昭和30年代に日本が[造船大国]、更には工業国となる根源となっている。

 確かに勝海舟は「造船所建設よりも人材養成が先だ」と人づくりを唱えて小栗上野介の造船所建設案に反対したが、その後明治以後も生き残った彼が実際に人材育成を手がけた話は聞かない。

これからは、

「横須賀ではモノづくりと並行してヒトづくりも行われていた」

ことをもっと強調すべきだと思う。
  ・横須賀造船所における人づくりの参考文献として
     『辰巳一造船大監』小野雄司著・研成社 をおすすめします。
 
●23日(日) 群馬マンドリン楽団 東京公演 演奏会

日時 23日(日) 午後2時開演
会場 トッパンホール (飯田橋駅下車)

住職も朗読で出演。行進曲「小栗公メリケンを行く」で始まり、アンコールで「小栗讃歌」を神野文子さんの朗読で秋谷直之さんが熱唱するという、小栗上野介で始まり小栗上野介で締めくくりのコンサートとなりました。

プログラム
第1部 マンドリンオーケストラと歌と朗読
行進曲・小栗公メリケンを行く
萩原朔太郎の詩と朗読・・・公園の椅子/小出新道/新前橋駅/大渡橋
テノール 秋谷直之による 野火/ふるさと
マンドリンオリジナル 秋と朝と海と
○第2部 マンドリンオリジナルとテノールの世界
・マンドリンオリジナル アルプスの詩情/ハンガリーの旅
カンツオーネの世界/帰れソレントへ/オーソレミオ  テノール秋谷直之
・マンドリンオリジナル ハイムライゼ
 
 アンコール曲は
「エスパニア カーニャ」と「小栗讃歌」でした。

●23日(日)  『東の艮斎西の拙堂』 安藤智重著・歴史春秋社

 小栗上野介の漢学の師安積艮斎の出身地、安積國造神社の宮司で安積艮斎の本家子孫にあたる安藤智重氏は、幕末当時『東の艮斎西の拙堂』と並び称された斉藤拙堂(三重県津市)の子孫斉藤正和氏との対談を中心とした構成の本を刊行し、二人の学問的特性を浮かび上がらせています。また儒学の学派にこだわらない両者の柔軟な思考を伝え、幕末期の漢学者の姿をわかりやすくリアルにまとめています。
 小栗上野介顕彰会機関誌「たつなみ」37号に掲載した「安積艮斎と小栗上野介ーその師承関係ー」も本書にそのまま転載され、小栗上野介の思考のバックボーンに儒学・朱子学がしっかり入っていることが理解できる構成となっている。  1200円
        ◇歴史春秋社  0242-26-6567

●27日(水)  時代劇マンガ雑誌『乱』2月号に小栗上野介ら遣米使節アメリカへ

リイド社発行の時代マンガ雑誌『乱』2月号に連載中の漫画・みなもと太郎「風雲児たちー幕末編―」で小栗忠順ら遣米使節が渡米する話が展開されています。この「風雲児たち」は長編で以前から続いていましたが、ようやく遣米使節団の話まで来ました。

 深刻になりがちな歴史の場面を自由闊達かつ奔放に噛み砕き、ギャグの連発で見事にかわしてゆく展開は、マンガと侮るなかれ、恐るべき史料解読力を見せています。

  単行本になっています。第1巻~21巻まで既刊 以下続刊の予定