HP東善寺 遣米使節展  ●          隠された幕末史 遣米使節展
 
   「咸臨丸の話」「岩倉米欧視察団の話」によって 
   隠された幕末史 

       1860万延元年
   遣米使節展
 pdfー遣米使節展パンフレット 
 ◆2023令和5年5月6月末日まで 会期延長 東善寺で開催 100円
   終了しました。
 ◆秋田県由利本荘市で 同様の展示を行います。
  10月20日(金)~11月15日(日) 八島町「日新館」 入場無料
  ◇関連の講演会  11月5日(日)13:00~15:15
    東善寺住職 村上泰賢 「日本の運命と小栗の日本近代化」
 
   
「遣米使節展」   庫裏玄関から入って ▲今年はペリー来航から170年です 
   
▲開国のショック  ▲万延元年遣米使節は米艦ポウハタン号で渡米 
       
               ▲赤い線遣米使節のコース   太平洋の黒い線(往復)が咸臨丸 
   
 ▲咸臨丸神話の成立は戦前の修身教科書から ▲ハワイでフラやサーフィンを見なかったのはキリスト教による圧迫 
   
▲サンフランシスコで咸臨丸と別れる  パナマ鉄道で株式会社を理解した小栗さま 
    
▲ワシントンで大歓迎を受け、日本ブームが始まった 
   
▲ワシントン海軍造船所見学で日本近代化の
道筋をつかんだ小栗忠順 
▲アメリカの先進文化にたくさん触れた一行 
   
▲ワシントン~ボルチモア~フィラデルフィア~ニューヨークへ  どこも「日本ブーム」!
   
▲フィラデルフィアで「ノー」と言って小判金貨とドル金貨の全量分析試験を要求した小栗さま 
   
▲大広間いっぱいに展示しています。 
   
▲ニューヨクから日本人は帰ってしまう! と大フィーバー
   
▲ 帰国後、新聞発行を提議した小栗さま ▲外国の見聞を迂闊に語れない不毛の攘夷運動 が遣米使節帰国後の日本近代化にブレーキを掛けた
   
▲攘夷…水戸烈公斉昭のあきれた手紙 
福井藩主松平春嶽宛
「攘夷はとても出来ないからあなたは今後開国貿易の道を進むのがいい。私はこれまで攘夷の巨魁としてやってきて、高齢だからこのまま行きます…」と無責任な殿様ぶり
▲帰国八年後、小栗父子主従は「罪なくして・・・」西軍に殺害される 
        明治政府のトラウマ
 無実の罪で殺害家財を奪って軍資金化
 西軍が小栗父子主従に無実の罪を着せて斬首殺害し、江戸から運ばれた小栗家の家財を没収し高崎の嶋屋で競売に付し軍資金として持ち去った強盗殺人に等しい行為は、明治政府の汚点=トラウマとなった。明治政府が始めた学校教育で小栗上野介の人物業績を教え(られ)ない理由である。

 横須賀造船所は日本産業革命の地=遣米使節の成果
 横須賀造船所は1868慶応四年にはほぼすべての工場が蒸気機関で稼働してたくさんのモノづくりに入っていた。このことを学校で教えると「幕府による幕末の近代化」が表に出て、「日本が近代化したのは明治以後」と教えてきた明治政府にとって都合が悪いから隠して学校で教えず、横須賀造船所を利用だけしてきた。まして建設功労者としての小栗上野介の名が出るのもさらに都合が悪いから、いまも歴史教科書・副読本では横須賀造船所の意義・評価について教えていない。